EFOツールと比較されやすい類似ツール
EFOツールは入力フォームの離脱防止に強い一方、周辺業務まで含めて見直したい場合は別の製品も候補になります。まずは、比較されやすい類似ツールの役割を整理し、どこまでを改善対象にしたいのかを明確にしましょう。
フォーム作成ツール
フォーム作成ツールは、問い合わせフォームや申込フォームを新たに作る、更新する、管理するといった用途に向くツールです。テンプレートやノーコード編集が充実している製品も多く、フォームそのものを整備したい段階で比較されやすい傾向があります。既存フォームの離脱改善より、作成と運用のしやすさを重視するなら有力候補です。
Web接客ツール
Web接客ツールは、ポップアップやバナー、チャット表示などを通じて、訪問者ごとに案内を出し分ける用途に向いています。フォーム到達前の導線改善や、離脱しそうな訪問者への訴求に強みがあります。入力画面だけでなく、サイト内の接客全体を最適化したい企業では、EFOツールとあわせて比較されることが少なくありません。
チャットボット
チャットボットは、質問への自動応答や案内業務の効率化に適したツールです。問い合わせ前の不明点を解消したり、条件分岐で適切な窓口へ誘導したりする場面で役立ちます。フォームの入力補助とは役割が異なるものの、問い合わせ件数を増やす目的で検討すると競合しやすいカテゴリといえるでしょう。
マーケティングオートメーションツール
マーケティングオートメーションツールは、見込み顧客情報の管理やメール配信、スコアリングなどを担う製品です。フォーム送信後の育成や商談化まで視野に入れる場合に比較対象になります。フォーム改善そのものより、取得した情報をどう活用するかに重心があるため、導入目的の切り分けが重要です。
EFOツールと類似ツールの違い
EFOツールと類似ツールの差は、どの工程を主に改善するかに表れます。違いを機能名だけで見ると混同しやすいため、改善対象や得意な課題、導入時の見方を並べて確認すると判断しやすくなります。
| ツール種別 | 主な役割 | 向いている課題 |
|---|---|---|
| EFOツール | 入力フォームの使いやすさを高め、離脱を減らす | 入力途中の離脱、エラー多発、スマートフォンでの入力負荷 |
| フォーム作成ツール | フォームの新規作成や更新、管理をしやすくする | フォーム作成に時間がかかる、改修のたびに開発依頼が必要 |
| Web接客ツール | 訪問者への案内や訴求を出し分け、導線を整える | フォーム到達率が低い、離脱前に訴求したい |
| チャットボット | 質問対応や窓口案内を自動化する | 問い合わせ前の不明点が多い、有人対応の負荷が高い |
| マーケティングオートメーションツール | 送信後の見込み顧客管理や育成を進める | フォーム後の追客が弱い、商談化までの運用を整えたい |
EFOツールは入力完了率の改善に強い
EFOツールの中心機能は、住所や郵便番号の補助、入力エラーの即時表示、確認画面の最適化などです。つまり、フォームに入ってきたユーザーを途中離脱させにくくする役割が中心です。すでに一定の流入があり、フォーム改善が成果に直結しやすい企業では、EFOツールの優先度が上がりやすくなります。
EFOツールの機能や選び方をさらに確認したい場合は、以下の記事も参考にしてください。比較ポイントや代表的な製品をわかりやすく整理しています。
フォーム作成ツールはフォームの作成や運用効率化に強い
フォーム作成ツールは、入力フォームの構築や更新を効率化することが主目的です。社内でフォームを量産したい場合や、イベント申込やアンケート、資料請求など複数用途をまとめて管理したい場合に向いています。既存フォームの離脱改善機能が弱い製品もあるため、作成効率と完了率改善は分けて考えることが大切です。
フォームの新規作成や更新のしやすさを重視する場合は、以下の記事も参考にしてください。比較ポイントやおすすめ製品を紹介しています。
Web接客ツールはフォーム前の導線改善が得意
Web接客ツールは、訪問者がフォームへ進む前の行動に働きかけやすい製品です。ページ閲覧状況に応じてバナーや案内を切り替えられるため、比較検討中の見込み客を次の行動へ進めたい場面に向いています。フォーム入力そのものより、到達率や回遊率を高めたい企業に適しています。
フォーム到達前の導線改善まで含めて比較したい場合は、以下の記事もご覧ください。Web接客ツールの機能や活用場面を紹介しています。
チャットボットは疑問解消や振り分けに向く
チャットボットは、ユーザーの質問に答えながら適切な窓口へ案内する運用と相性がよいツールです。たとえば、製品選びの相談、営業時間の確認、資料請求前の不安解消などで活躍します。フォームの入力負荷が課題なのか、問い合わせ前の疑問が障壁なのかで、優先すべきカテゴリは変わります。
問い合わせ前の不安解消や自動案内の強化を検討している場合は、以下の記事も参考になります。チャットボットの導入ポイントや代表的な製品を解説しています。
マーケティングオートメーションツールは送信後の活用に強い
マーケティングオートメーションツールは、フォーム送信後に得た見込み顧客情報を管理し、メール配信やスコアリング、営業連携へつなげる用途に向いています。EFOツールが送信完了率の改善を担うのに対し、こちらは送信後の育成や商談化の効率を高めたい企業で比較対象になりやすいでしょう。フォーム前後のどこに課題があるかを切り分けて考えることが重要です。
送信後の見込み顧客管理や育成まで視野に入れる場合は、以下の記事もあわせて確認してください。マーケティングオートメーションツールの機能や選び方を解説しています。
EFOツールが向いている企業
EFOツールは、フォーム流入後の取りこぼしを減らしたい企業で導入効果を得やすい製品です。特に、広告運用やSEOで集客できているのに成果へつながりにくい企業では、EFOツールの検討価値が高まります。
フォーム流入はあるが完了率が低い企業
広告や自然検索からフォームまでの流入は確保できているのに、送信完了までつながらない場合、改善余地は入力画面にある可能性があります。項目数が多い、エラー箇所がわかりにくい、スマートフォンで入力しづらいといった課題には、EFOツールが合いやすいでしょう。流入増加策より先に、既存流入の取りこぼしを減らす発想が重要です。
フォーム改修の優先順位を明確にしたい企業
どの項目が離脱要因か見えない状態では、改修しても成果検証が難しくなります。EFOツールには、エラー回数や離脱箇所を把握しやすい製品があり、改善の優先順位を立てやすくなります。勘や経験だけでフォームを直している企業ほど、比較する価値があります。
スマートフォン経由の問い合わせが多い企業
スマートフォンでは、長い入力や確認画面の往復が負担になりやすく、わずかな使いにくさが離脱につながります。郵便番号補助や全角半角の自動補正、入力中のエラー表示などは、特にモバイル環境で差が出やすい機能です。BtoCだけでなく、BtoBでもモバイル流入が増えている企業には検討余地があります。
ITトレンドでは、最新の製品・サービスを多数比較・掲載しています。忙しい業務時間内でも、各社に問い合わせる手間なく、たった1回の入力(約60秒)で「EFOツール」の資料請求が可能です。ぜひ、さまざまな製品の機能や特徴を比較してみてください。
EFOツール以外の類似ツールが向いている企業
EFOツールが合わないわけではなく、課題の重心が別工程にあるなら類似ツールのほうが優先度は高くなります。入力フォームだけを見て判断するのではなく、集客から受付後の運用まで含めて課題の位置を確認しましょう。
フォームを新しく作り直したい企業
既存フォームの離脱改善より、そもそもフォームを素早く作成できないことが問題なら、フォーム作成ツールが向いています。問い合わせ種別ごとにフォームを増やしたい、担当部署でも更新したい、といったニーズでは、フォームを作りやすく運用しやすいことが重要です。フォームの土台を整えた後に、必要に応じてEFOを追加する考え方も現実的です。
フォーム到達前の離脱が多い企業
入力画面に進む前のページで離脱しているなら、EFOツールだけでは改善幅が限られることがあります。この場合は、ポップアップや導線最適化に強いWeb接客ツールのほうが先に検討しやすいでしょう。どこで離脱しているかを切り分けることが、選定ミスの防止につながります。
問い合わせ前の質問対応が負担な企業
「まず質問したい」という利用者が多い業種では、いきなりフォームへ誘導するより、チャットボットで疑問を解消したほうが成果につながる場合があります。特に、サービス内容が複雑な商材や、窓口の振り分けが必要な企業では有効です。入力補助よりも、相談導線の整備を優先すべき場面といえます。
送信後の追客を強化したい企業
問い合わせ数は確保できているのに商談化が伸びないなら、課題はフォーム後の運用にあるかもしれません。その場合は、マーケティングオートメーションツールのほうが中心課題に合います。EFOツールは送信率改善、マーケティングオートメーションツールは送信後の活用というように、役割を分けて考えると整理しやすくなります。
EFOツールと類似ツールで迷ったときの判断軸
EFOツールと類似ツールのどちらを選ぶべきか迷ったら、機能数ではなく課題の発生地点で判断するのが近道です。自社のボトルネックがどこにあるかを整理できれば、比較対象も絞り込みやすくなります。まずは、以下の表で判断軸の全体像を確認してみてください。
| 判断軸 | EFOツールを選びやすい状況 | 類似ツールを選びやすい状況 |
|---|---|---|
| 課題の場所 | フォーム入力中の離脱が目立つ | フォーム前や送信後に課題がある |
| 改善したい指標 | 送信完了率や入力エラー率 | 到達率や問い合わせ前対応、商談化率 |
| 主な運用担当 | Web担当やマーケティング担当 | 営業企画やカスタマーサポート、営業部門など |
| 導入の出発点 | 既存フォームの改善 | 導線全体や受付業務の再設計 |
離脱が起きる場所で決める
もっとも重要なのは、離脱がフォーム内なのか、フォーム到達前なのか、送信後なのかを切り分けることです。フォーム内での離脱が中心ならEFOツール、到達前ならWeb接客ツール、送信後の活用ならマーケティングオートメーションツールが候補になります。課題の場所が曖昧なまま比較を始めると、必要以上に候補が広がりがちです。
改善したい指標で決める
送信完了率やフォーム到達率、問い合わせ件数、商談化率では、必要なツールが異なります。たとえば送信完了率を上げたいのに、接客ポップアップ機能だけを見て比較すると目的からずれやすくなります。最初に見るべき指標を一つ定めるだけでも、選定の精度は高まりやすくなるでしょう。
運用体制で決める
現場で誰が改善を回すのかも重要です。マーケティング担当が既存フォームを細かく改善したいならEFOツール、営業企画やカスタマーサポートと横断で導線を整えたいならWeb接客ツールやチャットボットが合うことがあります。導入後に使い続けられる体制があるかまで確認しておくと安心です。
▶既存フォームの改善に向くEFOツール
ここからは、ITトレンドに掲載されているEFOツールの中から、導入時に比較しやすい製品を紹介します。まずは、すでに運用しているフォームの入力負荷や離脱ポイントを見直したい企業向けの製品です。入力支援機能の充実度や分析のしやすさを見比べることで、自社に合う改善の進め方を整理しやすくなります。
FormAssist (株式会社ショーケース)
- ノーコードで直感的なフォーム作成
- 多様なテンプレートでデザインを自由にカスタマイズ可能
- 顧客対応の効率化と商機拡大
エフトラEFO (株式会社エフ・コード)
- 先進企業のEFOベスト・プラクティスを15分で導入可能
- 19機能の入力支援で平均22%の改善を実現。
- PC・スマホ対応、実績1万件超の導入フォーム。
▶サポート体制も比較したい企業向けのEFOツール
次に、設定支援や改善提案も含めて比較したい企業向けのEFOツールを紹介します。EFOツールは、機能面だけでなく、導入後にどこまで改善を進めやすいかも重要な比較ポイントです。自社だけで細かな調整を進めるのが難しい場合は、サポート体制や継続的な見直しのしやすさにも注目すると、自社に合う製品を選びやすくなります。
Gyro-nEFO (株式会社ユニヴァ・ジャイロン)
- ABテスト機能でUI/UXを検証可能
- ヒートマップでユーザー行動を可視化
- セグメント分析によるターゲット改善
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EFOツールと類似ツールのFAQ
ここでは、比較検討の段階で迷いやすいポイントを紹介します。ツール名が似ていて判断しづらい場面でも、役割を分けて考えると選びやすくなります。社内での比較検討を進める際のたたき台として役立ててください。
- Q1:EFOツールとフォーム作成ツールは併用できますか?
- 可能です。フォーム作成ツールで新規フォームを整備し、その後にEFOツールで入力完了率を高める運用は珍しくありません。フォームの作りやすさと、入力しやすさは役割が異なるため、段階的に導入を考える方法もあります。
- Q2:EFOツールはBtoB企業にも必要ですか?
- BtoBでも資料請求や問い合わせフォームが主要な獲得導線なら、検討価値はあります。特に広告出稿やSEOで流入を確保しているのに送信完了率が伸びない場合は、フォーム改善の優先度が高いと考えられます。
- Q3:Web接客ツールだけでフォーム改善は足りますか?
- フォーム到達前の導線改善には役立ちますが、入力中のエラーや補助まで細かく対応したい場合はEFOツールのほうが適しています。どこで離脱しているかを確認し、役割が重なる部分と重ならない部分を分けて見ることが大切です。
- Q4:類似ツールと迷ったときは何から比較すべきですか?
- 最初に確認したいのは、改善したい指標です。送信完了率ならEFOツール、到達率ならWeb接客ツール、問い合わせ前対応ならチャットボットというように、目的から逆算すると比較対象を絞りやすくなります。
まとめ
EFOツールと類似ツールの違いは、どの工程を改善したいかで整理できます。入力フォーム内の離脱を減らしたいならEFOツール、フォーム作成や導線改善、問い合わせ前対応まで含めて見直したいなら類似ツールも候補になります。迷ったときは、課題の場所と改善したい指標を先に定めることが大切です。
自社に合う製品を効率よく見比べるためにも、まずはEFOツールの資料請求で比較軸をそろえてみてください。


