リモートデスクトップとは
リモートデスクトップとは、リモートアクセスを行なうための接続方法の一つで、離れた場所にあるパソコンのデスクトップ画面を、手元のPCやタブレット、スマートフォンなどに転送して操作する仕組みのことを指します。
リモートデスクトップは、アプリをインストールするだけで遠隔操作が可能なため、VPN接続やAPI接続などの他の接続方法よりも手軽にリモートアクセス環境を構築できます。また、無料で公開されているものや低価格な製品も多く、コスト面においても負担が少ないでしょう。
【iPhone・Android対応】リモートデスクトップアプリ8選
ここからは、iPhone・Androidに対応しているおすすめのリモートデスクトップアプリをご紹介します。
Chromeリモートデスクトップ
Googleが提供する「Chromeリモート デスクトップ」は、Googleアカウントとブラウザだけでリモートアクセス環境を構築できるリモートデスクトップアプリです。難しい設定を行う必要はなく、簡単に利用できます。また、PIN(パスコード)認証を採用しており、安全性にも優れているため、VPNのようなセキュアな環境下でリモートデスクトップ接続を行いたい企業にもおすすめです。
Microsoftリモートデスクトップ
Microsoft社が提供する「Microsoftリモートデスクトップ」は、社内と同環境の操作性を実現したリモートデスクトップアプリです。タッチスクリーンで自在にマウスを動かし、キーボードも自由自在に操れるため、まるでPCを直接操作しているような感覚が実現します。また、シンプルなUIで操作がしやすい、iPhone・Androidに加えLinuxにも対応しているといったメリットもあります。
TeamViewerでリモートコントロール
TeamViewerジャパン株式会社が提供する「TeamViewerでリモートコントロール」は、高いセキュリティ性能をもつリモートデスクトップアプリです。データセキュリティを保証する国際標準の256ビットAES暗号化や二要素認証など、業界高水準のセキュリティ機能を備えています。また、認証はTeamViewerのサーバー内で行い、その後の接続は端末間での直接通信によって確立されているため、安定した接続環境を実現します。なお、アプリ自体は無料でインストール可能ですが、利用にあたっては有料サービス契約が必要です。
VNC Viewer - Remote Desktop
RealVNC Limitedが提供する「VNC Viewer - Remote Desktop」は、高い操作性を実現するリモートデスクトップアプリです。マウス操作やスクロール、キーボード機能を搭載しており、快適に操作できます。また、パスワード保護がデフォルトで有効化されており、端末間の通信はすべて暗号化されるため、セキュリティ面でも安心です。なお、アプリ自体は無料でインストール可能ですが、利用にあたっては有料サービス契約が必要です。
Splashtop Business (スプラッシュトップ株式会社)
- 30Fpsの高速描写でディレイのないリモート操作!
- 信頼のAWS、GCPを採用した安定的な接続性!
- 利用人数でフレキシブルに変更できる柔軟な契約形態!
Citrix Workspace (シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社)
- 場所、端末、時間を問わずに仕事を行うことができる!
- ユーザーに合わせたワークスペースを構築することができる!
- シングルサインオンによって、安心、安全な環境で仕事が可能!
MagicConnect Viewer
NTT TechnoCross Corporationが提供する「MagicConnect Viewer」は、セキュリティに強みのある法人向けリモートデスクトップアプリです。ハードウェア固有情報や電子証明書などが用いられた多要素認証を導入するなど、高いセキュリティ性能を持っており、保険会社や会計事務所などでも導入されています。また、ファイル転送禁止機能なども搭載されており、情報漏えい対策も行えます。なお、アプリ自体は無料でインストール可能ですが、利用にあたっては有料サービス契約が必要です。
Mocha VNC
MochaSoftが提供する「Mocha VNC」は、デバイスのリモートアクセスを可能にするVNCプロトコルを使用してPCをリモートコントロールできるデスクトップアプリです。動作が軽量なため、スマホでの操作性も抜群。社内パソコンを操作しているかのようなストレスフリーな操作性を実現します。また、暗号化されたパスワードによるサインオン機能を備えており、セキュリティ面でも安心です。なお、900円のダウンロード費用が発生します。
【iPhone専用】リモートアデスクトップアプリ2選
つづいて、iPhone専用のリモートデスクトップアプリをご紹介します。
iRdesktop
Thinstuff s.r.oが提供する「iRdesktop」は、快適な速度で操作できるリモートデスクトップアプリです。複数セッション管理やタッチスクリーン操作、横画面表示などの機能が搭載されています。画面の切り替えもスムーズに行えるので、操作性の高いリモートデスクトップ環境を構築したい企業におすすめです。
Jump Desktop
PhaseFive Systemsが提供する「Jump Desktop」は、高い操作性を備えたリモートデスクトップアプリです。スマホやタブレットのタッチ操作に対応しており、指2本を動かしてスクロール、ピンチイン・アウトで画面の拡大縮小というような操作が可能なため、スマホやタブレットでストレスフリーに作業を行えるでしょう。なお、2,200円のダウンロード費用が発生します。
リモートデスクトップアプリの選び方
リモートデスクトップアプリを選ぶ際には、対応しているOSやアプリの操作性など確認すべき点があります。ここでは具体的にどのようなポイントに着目すればよいか解説します。
対応OSとデバイス
まず、利用したいデバイスのOSに対応しているかを確認しましょう。多くのアプリはiPhoneとAndroidの両方に対応していますが、なかには片方のOSしかサポートしていないものもあります。また、従業員が使用するデバイスが多様な場合は、マルチOSに対応した製品を選ぶと管理がしやすくなります。
iPadのようなタブレット端末での利用を想定している場合は、タブレットの広い画面に最適化されたインターフェースを提供しているかも確認すると、より快適な操作が期待できます。
セキュリティ性能
社外から社内ネットワークにアクセスするため、セキュリティは最も重要な選定基準の一つです。通信が暗号化されていることはもちろん、多要素認証(MFA)やアクセスログの管理機能など、不正アクセスを防ぐ仕組みが備わっているかを確認しましょう。
製品によっては、VPN接続なしで安全にリモートアクセスできるものもあります。VPNの構築や管理が不要になるため、IT管理者の負担を軽減し、従業員も手軽に利用できるというメリットがあります。
アプリの操作性と画面表示
スマートフォンの小さな画面でPCを操作するため、操作性は非常に重要です。マウス操作をタッチパネルでどのように再現するかが、アプリによって異なります。例えば、画面をなぞるとマウスポインタが追従する「タッチパッドモード」や、画面を直接タップした場所がクリックされる「タッチモード」などがあります。
また、文字入力の際のソフトウェアキーボードの表示方法や、拡大・縮小のしやすさも使い勝手に大きく影響します。無料版やトライアル期間を利用して、実際の操作感を試してみることをおすすめします。
無料版か有料版か
リモートデスクトップアプリには、無料で利用できるものと有料のものがあります。無料版は手軽に導入できますが、個人利用に限定されている場合や、機能が制限されていることがほとんどです。ビジネスで利用する場合は、ライセンス規約で商用利用が許可されているか必ず確認しましょう。
一方、有料版はセキュリティ機能が充実していたり、複数ユーザーの管理機能や、導入後のサポートが提供されたりする点が特徴です。企業のコンプライアンスや情報資産保護の観点からは、法人向けの有料版を選択するのが一般的です。
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リモートデスクトップは、アプリをインストールするだけで手軽にリモートアクセス環境を構築できますが、気をつけなくてはならない点も存在します。ここでは、リモートデスクトップアプリを利用する際の注意点について説明します。
通信速度に影響されやすい
リモートデスクトップは、ネットワーク回線を介してデスクトップ画面をリモート操作するため、通信速度が遅いと操作内容が反映されるまでにタイムラグが発生してしまうなどの影響があります。通信速度によって操作性が悪くなると、業務の効率も悪化してしまうでしょう。リモートデスクトップを有効活用するなら、通信速度の速い安定したネットワーク環境を構築しておく必要があります。
セキュリティ対策に手間がかかる
リモートデスクトップアプリを使用する場合、接続するデバイスごとにセキュリティ対策を行う必要があります。リモートデスクトップで接続する端末の数が多ければ、その分セキュリティ対策を行う必要があるため、コストや手間がかかります。セキュリティ対策を手間なく確実に行いたい場合には、リモートアクセスツールの利用もおすすめです。リモートアクセスツールには、接続履歴の監視機能や画面キャプチャの制御機能、接続権限設定機能などが搭載されているため、これらの機能を活用することで手軽にセキュリティ対策が行なえます。
なお、以下の記事ではリモートアクセスツールの製品比較をしています。価格や提供形態など比較しやすい一覧表も掲載しているので、ぜひご覧ください。
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リモートデスクトップアプリに関するよくある質問(FAQ)
リモートデスクトップアプリの導入に関して、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- Q1:無料アプリを会社で使ってもいいですか?
- 無料アプリの多くは、ライセンス規約で個人利用(非商用利用)に限定されています。会社の業務で利用する場合は商用ライセンス違反となる可能性があるため、規約を必ず確認してください。また、無料アプリはセキュリティ機能が限定的であったり、サポートが受けられなかったりする場合が多いため、情報漏えいなどのリスクを考慮すると、法人向けの有料サービスを利用することが推奨されます。
- Q2:スマホから操作するとラグ(遅延)はありますか?
- 操作の遅延(ラグ)は、利用するアプリの性能だけでなく、双方のインターネット回線の速度や安定性に大きく依存します。一般的に、Wi-Fi環境に比べてモバイルデータ通信では遅延が発生しやすくなります。ただし、最近の法人向けアプリは独自の通信プロトコルや画面転送技術によって遅延を最小限に抑える工夫がされているため、無料アプリに比べて快適に操作できる傾向があります。
まとめ
リモートデスクトップは手軽にリモート接続環境を構築できますが、セキュリティリスクがあるため対策は必須です。セキュリティ対策を手間なく確実に行いたい場合には、リモートアクセスツールの利用もおすすめです。
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