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WANとは?概要から仕組みまで解説!

2026年02月25日 最終更新

WANとは?概要から仕組みまで解説!

WAN(Wide Area Network)は、企業が拠点間で業務システムやファイルサーバーを共有するために構築される重要な通信インフラです。

近年ではクラウドサービスの利用拡大やリモートワークの普及により、WANの重要性はさらに高まっています。この記事では、WANの基本から代表的なWANサービス、LANとの違いまで体系的に解説します。

目次

    WANとは

    WANとは、地理的に離れた本社・支店・営業所など複数拠点のLAN同士を接続する広域ネットワークのことです。通信事業者の回線を利用して拠点間を安全につなぎ、業務システムやファイル共有を可能にします。クラウド利用やリモートワークの拡大に伴い、企業の基幹インフラとして重要性が高まっています。

    WANの仕組み

    WANは、各拠点内に構築されたLAN(Local Area Network)同士を、通信事業者が提供する回線網を通じて接続することで成り立っています。企業のネットワークは、まず本社や支店といったそれぞれの拠点内でLANが構築され、そのLAN同士を広域回線で結ぶことで、拠点間通信が可能になります。

    拠点内の通信はLANが担い、拠点と拠点のあいだをつなぐ役割をWANが果たします。WANでは、自社だけで完結するのではなく、通信事業者の回線サービスを利用する点が特徴です。これにより、都市間や国内外といった物理的に離れた場所同士でも、安全かつ効率的にデータ通信を行えます。

    つまり、WANは「拠点と拠点を結ぶ橋渡し役」です。本社に設置された業務システムやファイルサーバーに、遠隔地の支店からでもスムーズにアクセスできるのは、WANによってネットワークが広域で一体化されているからです。

    LANとWANの違い

    WANを正しく理解するためには、まずLANとの違いを押さえておくことが重要です。どちらもネットワーク技術ですが、構築方法や運用体制、コスト構造には大きな違いがあります。特に、通信インフラの整備方法と管理主体の違いは、WANを検討するうえで重要なポイントになります。

    • ■LANと異なる点
    • ・専用線や専用通信機器が必要な場合がある
    • ・WANに関する他社サービスに頼らざるを得ない(自社開発は不可能に近い)
    • ・LANより通信速度が遅い

    着目すべき点は、専用線などの特別な通信インフラを新たに設置する必要がある場合があるという点です。これがLANとの大きな違いであり、同時にコストが増加する要因でもあります。

    仮に企業が物理的に独自の専用線を敷設しようとすれば、それは一大インフラ事業となり、現実的とは言えません。そのため実際には、通信事業者のサービスを活用しながら、物理的な「ハード中心」の構成から、ソフトウェアや仮想化技術を活用する構成へと移行してきました。こうした流れの中で、IP-VPNやインターネットVPNなど、さまざまなWANサービスが発展してきたのです。

    代表的なWANサービスの種類

    通信インフラ整備を検討するにあたって、サービスの発展に大きく影響を与えたのがコストとのバランスです。ここから、セキュリティや通信速度で優れている順にサービスを4つご紹介しますが、それは同時にコストが大きい順であることもご認識ください。

    ■専用線
    独自に通信回線を設置する。物理的に独自の通信インフラを設けるため、コストは掛かるが、セキュリティが非常に高度で、かつ通信速度がLANとほとんど変わらない程速い。
    ■IP-VPN
    各企業が持つIPアドレス間で、複数のルータを設置し、複数のLAN同士を一体的に接続する手法。回線網自体を閉鎖的な専用環境にし、ゲートウェイを設けることでセキュリティを確保する。
    ■広域イーサネット
    LAN同士を迅速に結びつけるために、通信回線を監視し、リソースを見つけ出し、通信データの衝突や混雑を回避するサーバ機能を活用した通信インフラ。
    ■インターネットVPN
    通常のインターネット上に暗号化されたデータを流して通信を行うこと。パブリックな回線を使用するため、コストは低いが通信速度は遅い。また、データへのアクセスが比較的容易であることから、セキュリティの性能は低い。

    機密情報を多く抱えている企業は、コストとのバランスを考慮しても、あえて専用線を設置せざるを得ない状況もあります。そのため、規模によっては、これらのWANサービスは組み合わせて使用するという考え方が必要です。

    一方、限られた通信機能のセキュリティ確保を目的とするならば、最適なサービスの選択が重要です。例えば、メール機能のセキュリティ関して。最重要機能ではないか、と言われそうですが、メール内容は企業によって様々です。もちろん、セキュリティは高度であるに越したことはありませんが、ほとんどの企業は財源が限られています。

    そこで、他のセキュリティ製品と組み合わせて、IP-VPNや広域イーサネットを使用すると、実際は非常に有効です。最近では、専用線と同レベルのセキュリティを確保できるとさえ言われており、ここでもハードからソフトへの技術移行が着目されています。

    まとめ

    線から点へ、点から面へ、という流れでWANの通信インフラのソフト化・コストダウンが進められてきました。セキュリティが絡む情報技術の発展は、すべからく同様の経路で発達してきています。

    その根本的な原因は、ITシステムのコストが「継続的」に重なるという性質を持つからだと考えられます。そして、特にインフラ関係は、通信インフラだけでなく、交通も電力も常に維持コストが掛かります。そう考えると、WANサービスにおいて、早くからVPNの応用が考えられてきた流れも理解できますね。単独で着目されることは少ないですが、この記事を読んで、WANサービスへの理解が深まれば幸いです。

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